英語が出来ない人のアメリカ市民権 面接編(4)

citizenship interview attack from n400
citizenship interview attack from n400

N400の攻撃


アメリカ市民権を申請する時に、一番最初に作成した資料、覚えていますか?

その申請書類がN400です。

N400、申請してしまったらもう終わりだと思ったら大間違いです。

実はこのN400の書類の内容、最終面接でもしつこく確認される場合があるのです。

多くの善良な試験官は、名前や住所などの簡単な確認作業だけで、意地悪な質問はしてこないことが分かっています。拙い英語でも、理解しようとしてくれます。移民の国なのですから。

しかし!

中には良心的な心を「持っていない」試験官がいます。

みんなどんな思いで面接に来ているのか、その気持ちを汲んでくれない試験官。

意地悪な人は一定数、どこでもいるのです。


「N400の申請書類に書かれている英語が理解できているのか」

これをわざわざ面接中に確認し、説明できない人が落とされてしまうのです。


実際、私の友人はそういう手厳しいタイプの試験官に当たってしまいました。


彼女は私よりはるかに英語を話せる人ですが、まさかN400の内容を聞かれるとは思っていなかったようで、不意を突かれたようです


「合否は判定できない」と保留にされ、最終的には市民権は下りたのですが、下りるまで一年かかってしまったようです。

市民権を得たいと思う人には、ざまざまな理由があるとは思いますが、

多くの人は家族を守るために待ち望み、落とすわけにはいかない状況に置かれています。

守るべきもののために、英語ができなくても、こんな攻撃に負けるわけにはいきません。


何度も言うように、ほとんどの場合は聞いてこないかもしれません。

それならそれでラッキーですが、何を聞いてきても大丈夫なように準備だけはしておいた方がよいと思います。


さあ、いろいろ面接の内容に入っていきましょう。